株式投資の基本は「安く買って高く売る」の一言に尽きる。株式投資はタイミングが最も重要とされており、投資格言の「株を買うより時を買え」とは、まさにそのことを指している。
長期投資の醍醐味は、技術やビジネスモデルに着目し、今は無名でも将来大きく成長しそうな企業を掘り当てること。だが、投資期間が数カ月程度の短期投資では、そうはいかない。
短期投資でよく使われるのは、業績が上振れしそうな銘柄を事前に探す方法である。その際に有効なのが、会社側が発表した業績予想と『会社四季報』予想の乖離に着目した、「先回り投資法」だ。
そこで今回は、本業の儲けを示す営業利益額について、会社計画より『四季報』予想のほうが大きい企業を乖離額順にランキング。乖離率が10%以上で、かつ前期実績に対して営業増益予想であることを条件としている。
決算発表前に先回り
10月下旬から、上場企業の大半を占める、3月期決算会社の第2四半期(2015年7~9月)決算発表が本格化する。これらの企業は4月下旬から5月中旬の前期決算発表時に、今期の業績予想を公表するのが一般的だ。
第1四半期(4~6月)を好業績で着地した会社の中には、そのタイミング(7~8月)で早々に上方修正をしたところもある。しかし、中国経済の減速など下期の経済情勢が不安視される中で、出足は好調だった企業も、先行きについて慎重視している。
上方修正をして期待を高めた後に、その計画に届かなければ一層の批判を受けるため、よほどの自信がなければ期初の計画を据え置くことが多い。『四季報』ではそうしたケースにおいても、企業側の計画が必要以上に保守的と判断される場合は、独自予想を引き上げる。
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