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ライフ #生涯現役の人生学

かつぎ屋 偉人に学ぶポジティブ思考

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日々の暮らしの中で私は相当に“かつぎ屋”だ。新聞・雑誌・テレビなどで示される、生まれ月、干支、星座、血液型などの運勢はもちろん、ファンであるプロ野球球団、相撲の力士、スポーツ選手団の勝敗などすべて気になる。それによって本業へのモラール(やる気)が盛り上がったり盛り下がったりする。

が、それらの気分を“自己調整”しているのが血液型だと思っている。私はB型だ。B型の人間は、好きなことにはのめり込むが、嫌なことにはあまり関心を持たないという。だから周囲から「自己チュウ(自分中心、地球は自分のために回っていると思っている)」といわれる。

思い当たることがかなりある。特にその日の運勢予告が悪かったり、前日にファンの球団や力士が負けたりしたときは、やはりモラールダウンする。しかしこのとき血液型が機能するのだ。まるで川の自浄作用のような働きを見せる。川は底に小石の群れを備えていて、上流から流れてくる汚水を漉(こ)して浄化する。そして流れ続ける。これと同じ働きをするのだ。

悪い運勢、ひいきの球団や力士の敗北などをすべて濾過してしまうのである。落ち込みの要因をそこで食い止め、解体してくれる。はっきりいえば忘れさせてくれるのだ。私はこの機能を“心の濾過器”と呼んでいる。私の場合は驚くほど性能がいい。だからもっと深く落ち込み、再起のために苦しまなければならないときも、周囲が呆気にとられるほど早く元に戻ってしまう。つまり常識では気に病まなければいけないことも病まない。ケロリとしている。その回復力はマイナスをプラスに変える力、前向き、ノー天気、アバウトな性格などいろいろな言い方があると思う。

実をいえばこういう性格は、吉田松蔭や貝原益軒などから学んだ。松蔭は米国への密航の罪で萩(現在の山口県)の牢に入れられた。しかし彼は落ち込むことなく「福堂策(地獄の牢を幸福な場所に変える策)」を立て、囚人すべてに得意技をほかに教えさせた。松下村塾では「生きている人間だけでなく歴史の人物にも学べ。それも多ければ多いほどいい」と、人物からの“いいとこ取り”を勧めた。だから私はテレビの歴史番組でも松蔭の向日性を例証し「おそらく松蔭の血液型はBでしょう」と言ってスタジオを笑わせたことがある。

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