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クスリ最前線 超高齢化控え激変する医薬業界

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「日本でもこんなに高い薬価がつくのか」──。米ギリアド・サイエンシズが5月国内で発売したC型肝炎薬「ソホスブビル(製品名ソバルディ)」。2013年末に米欧を皮切りに発売され、昨年世界の医薬品売上高でいきなりの2位に躍り出た、注目の新薬だ(図表1、もう一つのC型肝炎薬との合算)。96%以上という治癒率もさることながら、衆目を集めるのはその価格。日本でも12週間の治療で約546万円(併用薬含む)もの薬価がついた。

[図表1]
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14年9月に小野薬品工業が国内で上市した、抗体医薬品「ニボルマブ(製品名オプジーボ)」は1回の投与で約73万円。がん治療のあり方を変える可能性のある新薬だが、こちらも「これまでの常識からは考えられない薬価」(業界関係者)だ。

効き目も高いが薬価も高い。そんな新薬が次々登場している。日本医療政策機構の宮田俊男エグゼクティブディレクターは「日本の薬価は安いという常識が変わり始めた。この動きを見て、外資企業が再度日本市場を重視し始めている」と指摘する。

価値ある薬を評価 それ以外は後発薬で

こうした新薬は対象患者にとっては朗報である一方、医療財政には相当な負担になる。03年と11年を比較すると、医療費で最も増えたのは薬剤費。ほかの先進国と比較しても、日本の薬剤費(対GDP比)は上昇傾向にある(図表2-右上図)。さらに世界に類を見ないスピードで高齢化が進む日本では、10年後には団塊の世代が75歳以上になる「25年問題」が控える。医療費、そして薬剤費の抑制は喫緊の課題だ。

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