イオン系の食品スーパー、マルエツ、カスミ、マックスバリュ関東の3社が経営統合し、今年3月にユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(USMH)が発足した。売上高は6000億円を超し、食品スーパーでは国内最大級に躍り出る。イオン傘下で巨大スーパー連合をどう舵取りするのか。マルエツ社長でUSMHのトップを兼務する上田真社長に聞いた。
──2020年度の目標として、売上高1兆円、1000店(現約500店)を掲げている。達成に向けたハードルが高いのではないか。
3社を単純に伸ばすだけでは届かない。(目標の達成は)新たな企業の参加を前提にしており、USMHに入ればメリットがあると考えてもらえることが重要だ。
今回の統合では物流インフラの共通化やセンターの活用のほか、本部機能の集約で原価低減につながるし、共同で販促もできるようになる。また、調達で圧倒的な力を持つイオンのノウハウも生かせる。
重要なことは、それぞれの事業会社がきちんと収益を出していくこと。幸い、マルエツとカスミの業績がいいので、統合の時期としてもいい。業績が悪いと守りになるが、今は攻められる。
──消費者側のメリットは?
直接的なメリットはなかなか伝えにくい。ただ、原価低減が進むことで、売価に対する反映はしやすい環境になるだろう。
──マルエツとカスミが好調な一方で、イオンの100%子会社だったマックスバリュ関東の業績が振るわない。
マックスバリュ関東はイオンのインフラでやってきたので、ミニGMS(総合スーパー)になっており、地域に合った品ぞろえができていない。商品数を絞り込んでそれぞれを大量に売るやり方は、ローコスト運営には必要だ。だが結果的に、限られたマーケットしか取れず、客数の減少につながっている。
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