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まっとうなIPOに 「売り出し」を禁止し

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3月31日、日本取引所グループは「最近の新規公開を巡る問題と対応について」という文書を出した。市場の信頼を損ないかねない事例があるので、経営者の不適切取引、上場直後の業績予想の大幅な修正、上場時期の集中に対応するそうだ。

同じ日の定例会見で、同グループの斉藤惇CEOは「3カ月で業績予想を黒字から赤字にするなんて、経営者としてはありえない」と述べた。スマホゲームのgumiを指していると見て間違いない。

同社は2014年12月18日に東証上場、初値は公募価格と同じ3300円。その2カ月半後の3月5日、通期の営業利益予想を13億円強の黒字から4億円の赤字に下方修正したのだ。翌日、株価はストップ安の2081円、時価総額の25%が吹っ飛んだ。

4月16日現在の株価は1612円。多くの投資家が損失を被ったか含み損を抱えていると推察される。

経営責任として、会社は國光宏尚社長を6カ月間無給としたが、國光社長は株式公開時に12万株を売り出して3.96億円を手にしている。保有株の8割を売り出した、管理担当の川本寛之CFOはおとがめなしだ。バカにしていると思う投資家もいるだろう。

しかも、gumiは14年の6月と7月に1214円で取引先やベンチャーキャピタルに割当増資をし、引受先の多くが売り出しをしている。売り出し株数が公募株数の7倍だったため、市場では高値で売り抜けるためのIPO(新規株式公開)だったのでは、という見方さえある。

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