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カギを握る2つの関門 LINE、新社長登板

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「今年1年、成長の手応えをしっかりつかむ」と語る、LINE次期社長の出澤氏(撮影:今井康一)

「少なくとも世界戦で戦うスタートラインには立っている」。4月1日、LINEの社長兼CEO(最高経営責任者)に就任する、出澤(いでざわ)剛(たけし)・現COO(最高執行責任者、41)。2014年12月、森川亮・現社長(48)からの突然の交代発表は、業界でも驚きをもって受け止められた。いよいよ登板が近づき、出澤氏の意気込みも盛んだ。

無料通話・メッセンジャーアプリのLINEは、11年の開始から4年近くが経過。日本では若年世代に幅広く浸透し、世界の月間利用者数(MAU)は約1.8億人まで膨らんだ(図表1)。14年12月期の売上高は863億円で、前期比2.1倍と好調だ。ただし現状のままではいずれ頭打ち。ゲーム部門への依存度も高く、他の柱の確立が不可欠となっている。

[図表1]
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これから成長エンジンに据えようとしているのは二つ。「海外利用者の拡大と、生活に密着したライフ領域のサービス強化」(出澤氏)だ。

サービス展開ではすでに手を打っている。14年11月から、決済・送金の「LINE Pay」、タクシー配車「LINE TAXI」などを、次々始動(図表2)。生活インフラ化を急ぐ。中でもカギになるのがLINE Payで、今月からファッションEC(電子商取引)サイト「ZOZOTOWN」などを中心に、LINE以外の支払いに利用できるようになった。

[図表2]
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出澤氏は「(通話・メッセンジャー機能で)利用者の人間関係をつなぐのが今までの軸。ビジネス面でECなどと連携する決済サービスはもう一つの軸になる」と収益貢献での重要性を強調。「決済とコミュニケーションを軸に新しい価値を作る」と訴えた。

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