
株式投資では業績動向の見極めが何より肝心だ。業績成長への期待が高い銘柄には投資家の関心が集まり、株価も上昇しやすくなる。上場企業の大半を占める3月期決算企業はまもなく新年度を迎えるため、つねに先読みをする株式市場の注目は2015年度業績に移っている。そこで、『会社四季報』の15年度最新予想データを基に、有望銘柄ランキングを作成した。
キャッシュリッチで業績好調な割安銘柄
株式市場ではROE(自己資本利益率)への注目度が高まっている。ROEは企業が株主から集めた資金や内部留保をどの程度効率的に使って、利益を上げているかを示す指標。国内外の機関投資家から改善要求が強まる中、自社株買いや増配といった株主還元で自己資本を抑制する方法を選択する上場企業も目立つ。
株主にとって増配は素直に歓迎できるほか、自社株買いの場合も株価上昇要因となる。こうした株主還元に踏み切りそうな企業はどこか。原資となる現預金が豊富でROEが低水準にとどまる好業績銘柄に注目。保有する現預金から有利子負債を差し引いたネットキャッシュを時価総額で除した「株主還元余力」でランキングした。
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