
業績動向を判断するうえでまず基本になるのは、本業の儲けを示す営業利益の行方だ。2015年度に高い利益成長が期待される銘柄を探るため、営業増益率が大きい順にランキングした。
なお、増益率でランキングすると利益額が小さい銘柄が上位を独占しがちなことから、ここでは営業利益30億円以上に限定した。
1位は原油、ガス田の海洋掘削を請け負う日本海洋掘削。2015年3月期は海底を掘削するリグ設備3基の修繕という特殊要因で大幅減益になった。戦力が戻る16年3月期は利益が急回復するが、顧客の原油会社が原油安で開発を手控える動きが後半のリスク要因として残る。
2位のジャパンディスプレイも16年3月期にV字回復する復活組だ。中小型液晶パネルで世界首位級の同社は、15年3月期に大幅減益の主因となったスマートフォン向けが急速に持ち直すと見込まれる。
3位の独立系自動車シート大手のタチエスも営業利益を大きく伸ばす。こちらは日本市場ではホンダ、中国では日産自動車の新型車効果が期待されている。4位の東洋炭素はLED用の特殊黒鉛が伸びるほか好採算品も増えて、15年12月期の営業利益は大幅増益の予想だ。
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