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手術針など高シェア 栃木が誇る国際企業 マニー

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栃木の本社工場(左)。歯の根管治療用のリーマファイルや眼科ナイフなど高シェア製品は数多い

栃木のJR宇都宮駅から車で30分弱。清原工業団地にある本社で働くマニーの社員は皆、おそろいのジャンパーを着用している。背中には「THE BEST QUALITY IN THE WORLD,TO THE WORLD(世界一の品質を世界のすみずみへ)」のメッセージ。そこには「世界一の品質以外は目指さない」という戦略立案時の基準を掲げる同社の強いこだわりが凝縮されている。

手術用の針の製造を手掛け始めてから59年。マニーは抜群の収益力を誇る医療機器メーカーへ成長を遂げた。売上高約114億円(前2014年8月期実績)に対して、営業利益率は34%に達する。

高い利益率を支えているのが、技術力に裏打ちされた製品の数々だ。その一例が、白内障の手術などに使う眼科ナイフ。売り上げは約20億円と全体の5分の1近くを占める。「今期中に(スイスの)アルコンを抜いて世界シェア1位になる見通し」(マニーの高井壽秀社長)。

「アルコンや国内の同業他社には似たようなものは造れない」(同)。切れ味の鋭さは他の追随を許さず、多くの眼科医の支持を集めている。眼科ナイフの場合、切れ味が鈍いと眼球を押し続けることで逆に深く傷つけてしまうおそれがあるからだ。

「マニーのナイフはあまりにも切れ味が鋭いので、経験の浅い医師に持たせるのはちょっと怖いぐらい」。千葉・市川の眼科クリニックの院長が冗談交じりにそう話す。

切れ味だけでなく、ナイフが眼球に当たる瞬間の抵抗の度合い、品質のバラツキの小ささ、刃の付け方などもつぶさに検証。“最終関門”となるのが年に2回開かれる「世界一か否か会議」である。

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