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豪ドルにはなお下落余地 豪州準備銀行は追加利下げも

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  • 門田 真一郎 バークレイズ銀行東京支店 為替ストラテジスト

オーストラリア準備銀行(RBA)は2月、1年半ぶりに利下げを決定した。これは豪ドルにとって重要な意味を持つ。RBAは追加利下げに踏み切る可能性が高い。資源価格の下落も続く中、豪ドルは年末までに対円で1豪ドル=88円まで下落すると予想している。

RBAウォッチャーのテリー・マックラン氏が1月29日、「2月理事会での利下げがほぼ確実」とコラムで報じたことから、市場ではRBAの利下げ期待が大きく高まった。

筆者も従来は、RBAが政策金利を据え置き、夏場以降に利上げに転じるとみていたが、一転して利下げ予想に変更した。実際に、RBAは2月に利下げに踏み切り、その理由に、経済見通しの下方修正や他国の金融緩和を挙げている。

オーストラリア経済は比較的高い成長率を維持しているものの、2014年後半にかけて景気の鈍化が目立っていた。経済成長率(前期比)は14年には1~3月期のプラス1.0%をピークに、4~6月期プラス0.5%、7~9月期プラス0.3%まで低下している。また、今年に入ってからは、ECB(欧州中央銀行)の量的緩和に加え、カナダ、北欧諸国、および一部新興国に金融緩和の波が広がっている。

現状では、RBAが5月の理事会までに25ベーシスポイントの追加利下げを決定すると予想している。RBAの緩和サイクルの再開は、他国との金利差縮小を通じて豪ドル安圧力につながろう。

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