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9月8日、33億ドルでスウェーデンのエレクトロラックスへの家電事業売却に合意した、米ゼネラル・エレクトリック(GE)。今年6月21日には、仏アルストムのパワー事業とグリッド事業を169億ドル(123.5億ユーロ)で買収する提案がアルストム取締役会で採択されるなど、目まぐるしく事業ポートフォリオの再編を進めている。
2014年4~6月期に売上高362億ドルを計上したGEは(7月18日発表)、約7割を製造部門、約3割を金融部門が構成している。中でも最近は買収したアルストムの事業のように、インフラビジネスを中核に位置付けている。
今、GEがそのインフラビジネスと並行して力を入れているのが、「インダストリアル・インターネット」だ。インダストリアル・インターネットとは、航空機エンジン・ガスタービン・鉄道車輌など産業機械の稼働率向上やさまざまな問題の防止・解決を目的に、それらの機械をインターネットで接続してデータを集積、分析して、傾向や特性を読み取る分野を指す。インフラビジネスとは補完関係にあるといっていい。
そんなGEが、今年6月からインダストリアル・インターネットを日本で初めて、自動車リースの車輌管理に応用した。手掛けているのは金融部門のGEキャピタルである。09年1月から日本で同部門の社長兼CEOを務める、安渕聖司氏に詳細を聞いた。
車の運行や故障の際もデータが使える
――「フリートコンパス」という名称で、自動車リースの法人顧客向けに新サービスを始めた。サービスの背景と概要は?
背景としては今、GE全体が、データやソフトウエアの方向へ大きく舵を切っていることが大きい。2011年1月には米国カリフォルニア州シリコンバレーのサンラモンにグローバル・ソフトウェア・センターを設立し、ネットワーク機器大手の米シスコシステムズの経営幹部を迎え入れた。いわゆるビッグデータの分析から、新しいビジネスをやっていこうという方向に向かっている。
では金融部門であるGEキャピタルとして何ができるかというときに、1996年8月から手掛けているフリートサービス(オートリース・車輌管理)の顧客データを使ってサービスをできるのではないか、と考えた。具体的に説明したい。
例えば、我々の法人顧客が車を利用し、5年間運行することになっている、とする。その中には当然、日々の運行情報が記録されている。顧客が自由に選べる、ドライブレコーダー(運転中の映像や音などの情報を記録するための車載装置)を付けていれば、より詳細なデータが残っている。
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