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キャリア・教育 #ぐんぐん伸びる子は何が違うのか?

何事も平均「オール3の人」が変わるための超発想 「コンフォートゾーン」からこうやって抜け出す

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  • 石田 勝紀 教育デザインラボ代表理事、教育専門家

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いわゆる「普通ゾーン」にいる子に、もう少し頑張って一段上のゾーンを目指してもらうには?(写真:YAMATO/PIXTA)
中2、小5男子の母です。2人とも平均的な成績で、これまで勉強が始まって以来、ずっと中間レベルの普通の成績です。「もっと頑張れば伸びるのに」と言ってきましたが、なかなか頑張りも継続もしません。勉強方法がわからないのかと思い、塾に入れてもなかなか伸びません。このような状態で上の子は高校受験、下の子は中学受験をします。このまま普通レベルでも悪くありませんが、親としてもう少し伸びてくれるといいなと思っているのですが。変わっていく方法はあるのでしょうか。
(仮名:大谷さん)

「普通ゾーン」にいる子どもの学力を伸ばすには?

学力を引き上げる方法はいくつもあります。例えば、比較的伸びそうな科目をさらに伸ばす(長所伸展法)、効率的な勉強方法を教えること、基礎部分でできる感覚をつけて自己効力感を上げていく方法などたくさんあります。実際、これらの方法によって伸びる子は少なくありません。

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しかし、大谷さんのお子さんはこれらの方法の前に、必要なことがありそうです。というのも、お子さんが「普通ゾーン」に長くいながら、表面的なテクニックで成績を上げるのは容易ではないと思うからです。

筆者がこれまで4000人以上指導してきた経験からも、いわゆる「普通ゾーン」の子の成績を上げていくには、かなりのエネルギーを要しました。

なぜなら、「普通」というゾーンの幅は思いのほか広く、また平均レベルというのは居心地がよく、危機感もなく、上昇志向も生まれにくいゾーンだからです。これをコンフォートゾーン(快適層)と呼びます。

心理学ではストレスや不安がなく、限りなく落ち着いた精神状態でいられる場所と言われています。このゾーンに一定期間いると、なかなか抜け出ることは容易ではありません。「ぬるま湯につかっている状態」がラクなのは大人でも想像できるのではないでしょうか。

では、どうすれば普通の状態から、「一段上」の状態になることができるでしょうか。

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【大人の声かけより有効な「ゾーン」を意識させる】

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