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東大教授が教える「頭のいい人」の"多段思考力" 物事を単純に捉えて「わかった気」の危うさ

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  • 西成 活裕 東京大学先端科学技術研究センター教授

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「多段思考力」を鍛えるにはどのように過ごせばいいのでしょうか(写真:Fast&Slow/PIXTA)
頭のいい人はどのような「思考習慣」を身につけているのか――。『東大教授が教える「頭のいい人」のスゴイ思考習慣』に続いて、東京大学先端科学技術研究センター教授の西成活裕氏が上梓した『東大教授の考え続ける力がつく思考習慣』から一部抜粋・再構成してお届けします。

7つの考える力 思考体力

  • 1.自己駆動力:能動的に考える力
  • 2.多段思考力:常に思考の階段のもう1段先を考える力
  • 3.疑い力:あらゆることを疑ってみる力
  • 4.大局力:全体を俯瞰(ふかん)して見る力
  • 5.場合分け力:物事を分類して選び取る力
  • 6.ジャンプ力:思考の階段を何段も飛ばす力
  • 7.微分思考力:物事を細分化して考える力

「2.多段思考力」については、「自分は普通の会社員だけど、いったい何段くらいまで考え続ける思考習慣を身につければいいの?」と思う方もいるかもしれません。ビジネスパーソンや大学生、フリーランスの方は、何段くらい考えれば思考習慣が身につくのでしょうか?

電車に乗っていると、次のような光景に遭遇することがあります。子どもがお母さんやお父さんに、「なんで? なんで?」と聞くと、「うるさい」「わかんない」と答えて終わり……。「多段思考力」で言えば、これは1段も考えていないケースです。「うるさい」というのは、考えることを拒否しているので思考力ゼロの状態。

他の場面でも、一般の人たちの会話を聞いていると、ほとんどが一問一答式で、「多段思考力」は1段か、せいぜい2段止まり……。普段の生活の中でざっと見渡しても、あまり深く考えない人がとても多いように感じます。

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【仕事ができる人の習慣】

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