ビットコインは強気相場の行き過ぎた投機だ テスラはビットコインに15億ドル投資と発表
OANDA(オアンダ)のシニア・マーケットアナリスト、エドワード・モヤ氏は「ビットコインが上昇軌道に乗る鍵は、より多くの企業の支持を獲得することだ」と指摘する。
ただ、ビットコインが実際の目的や価値を持つ正規の資産であるかどうかについては、激しい議論が続いている。マネーロンダリング(資金洗浄)や詐欺への関わりで冷笑されている上、「ブラック・スワン」の著者ナシーム・タレブ氏が最近、保有しているビットコインを処分すると発言した。同氏はツイートで、通貨というものは、それを使って売買するものよりも変動が激しくあるべきでは決してないと指摘。仮想通貨でモノの価格を決めることができないという「観点では、(少なくとも当面は)失敗だ」と付け加えた。
投資家にとっては「保有すべき」資産に
それでも価格が上昇傾向にあるビットコインは、ペニーストックや大麻関連企業と並び、今の強気相場を特徴付ける行き過ぎた投機の事例となっている。
ブロックチェーン(分散型デジタル台帳)ベースの金融・規制技術を開発するセキュレンシーの最高戦略責任者、パトリック・カンポス氏は12日、「BNYメロンが行ったような大きな発表があるたびに、他社はデジタル資産の一層迅速な採用と展開に駆り立てられる」と指摘。「テスラの最近の発表は他の大企業や機関に、仮想通貨を価値ある資産クラスだけでなく、不可欠な資産クラスとして受け入れを促すだろう」と予想した。
原題:Bitcoin’s Epic Run Is Winning More Attention on Wall Street (1) (抜粋)
(カナダのビットコインETF承認を追加し、価格を更新します)
著者:Lynn Thomasson、Joanna Ossinger
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