「結婚できない子」を持つ親に欠けた重要な視点 経験豊富なカウンセラーが教える婚活の現実

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婚活を成功させるために、押さえるべきこととは?(写真:ペイレスイメージズ1(モデル)/PIXTA)
コロナ禍で、外出も人と会うことも制限されるようになり、家族の存在が大きくなった。一人暮らしの人の中には、寂しさや不安を感じる人も多いだろう。そんな中で、結婚を望む人が増えてきている。難しいのは「結婚したい」と「結婚できる」は違うということだ。
結婚するかしないかは本人の選択だが、結婚したいと思っていながら、「あきらめている」「努力しても成果につながっていない」ならば、親として手助けできることはないか。その方法を導き出すために、多くの男女を結婚に導いている結婚カウンセラーが集まって結成したプロジェクトチーム「結婚を考える会」の著書『「婚活」受難時代』から一部抜粋・再構成し、今回は親が知っておくべきことをお届けする。
前回:コロナ禍の婚活「年収で相手を選ぶ」とヤバい訳

資産家や高収入の女性は婚期が遅れがち

結婚しない子どもを持つ親は、自分の子どもが結婚できないのか、結婚する気がないのか、気になるだろう。結婚したくてもできないのであれば、手助けしたいところだ。

結婚したくてもなかなかできないケースとして、どんなパターンがあるのか。例えば、親が経営者や医師、あるいは地主などの資産家で、本人も美人で高学歴の女性は、婚期が遅れる可能性が高いそうだ。資産家でなくても、外資系金融機関や官庁、財閥系企業に勤務して年収1000万円以上を得ている女性も同じだという。

そうした女性は、自分の条件がいいため、徹底的に相手を選ぶ傾向があるという。当然相手にも、1000万円以上の年収を求めるので、周囲からは、「あの人は、結婚する気が本当にあるのか」と見える。

一方で、外見は十人並み、決してモテるタイプではない、年収600万円くらいの大企業勤務の女性で35歳から45歳の場合には、ダメンズを引き当ててしまい、結果的に結婚に至らないケースが少なくないという。ダメンズであっても自分を慕ってくれる男性の存在が心地よく感じられるため、結果として結婚に結びつかないという。

そんなことをしているうちに、徐々に結婚への気持ちがなえてくる。その場合、結婚より先にマンションを購入したりする。はたから見ると、結婚する気がなくなってしまった人に見えるので、徐々に会社(仕事)が恋人のようになっていく傾向がある。

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