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キャリア・教育 #キャリア相談:君の仕事に明日はあるか?

数学が苦手でも、投資のプロになれますか? 【キャリア相談 Vol.31】

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  • 塩野 誠 経営共創基盤(IGPI)代表取締役CEO

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何かにつけ不確実性の高い現代。一生安泰の仕事も、未来永劫つぶれない企業も存在しない。自分の仕事に明日があるのか――それをつねに考えておかないといけない時代だ。 この連載では、悩めるビジネスパーソンからのキャリア相談を募集。外資系金融、コンサル、ライブドア、企業再生コンサルなどを渡り歩き、数多くの業界やスタートアップに精通する塩野誠・経営共創基盤(IGPI)パートナーに、実践的なアドバイスをしてもらう。

【キャリア相談 Vol.31】 投資のプロにどこまで数学は必要ですか?
 国内の金融機関に勤務する男性です。私の目標は、PEやVCなどの投資ファンドで投資業務に携わることなのですが、あまり数学が得意ではありません。私立文系(塩野さんの後輩にあたります)で、これまでも四則演算しか使わずに26歳まできました。
 会社で財務部に配属されたこともあり、簿記1級レベルの会計の基礎は入っているのですが、将来、フロントで投資判断に携わろうと思ったら、複雑な数式を理解しなければならない気がします。実際、業界で活躍している方は理系の大学院卒が多い気がします。もちろん、理系の数学科を出てるからといって、稼ぐ能力があるとは限らず、鳴り物入りで入社したが鳴かず飛ばずで、今ではまったく無関係な業務を行っている人も多いと思いますが。
 数学が軽いコンプレックスであるため、国内のファイナンスで有名な社会人MBAを取ろうかと迷ってるのですが、推薦書を読んだら難しすぎてとても理解できませんでした。それでも入門書だそうです。この際、アプローチを変えてロースクールにいって弁護士資格を取り、法律家として投資ファンドに入り込めないかとも思案しています。ご意見いただければ幸いです。

 私立文系アホウ学部でも大丈夫

雨と風が過ぎ去った春の夜には、ふと中原中也の詩の一節を思い出します。

雨が、あがって、風が吹く。
 雲が、流れる、月かくす。
 みなさん、今夜は、春の宵。
 なまあったかい、風が吹く。

この詩はまだ続きますので、ぜひご覧になっていただければと思います。

そんな春の宵ですが、今回のご相談は国内の金融機関に勤務する26歳の方から、PEやVCなどの投資ファンドで投資業務にかかわりたいが数学があまり得意でなく、どこまでそうした業務で数学が必要なのかというご質問です。

結論から言います、高度な数理モデルを駆使するコネチカット州グリニッジのクオンツ系ヘッジファンドではなく、未公開株投資を行うプライベートエクイティファーム(PE)やベンチャーキャピタル(VC)を目指すのであれば、四則計算しかいりません、筆者のような私大文系アホウ学部出身でも大丈夫です。

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