30~50代が「親の介護」で職を突然失う苦悩 毎年10万人が介護を理由に仕事を辞めている

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
(イラスト:オオノマサフミ)

私は32歳から母の介護をしています。母はもともとうつ病でしたが、やがてレビー小体型認知症になりました。同居しながら母を介護して15年目になります。当時、マンションディベロッパーの総合職で働いていましたが、仕事を辞めたため無収入に。そして、いまは仕事をしながら介護サービスを利用して、母(要介護4)の介護と仕事を両立させています。

(画像:毎日が発見ネット)

介護&仕事を両立するための1週間プラン

和氣さんはお母さんの介護と仕事を両立させるため、上表のような1週間を送っています。ケアマネジャーに「自分は『働くこと』が前提」「母1人の在宅時間を極力減らしてほしい」と伝えて、ケアプランを作ってもらっているそうです。

お母さんはほぼ毎日デイサービスを利用。朝の迎の順番をいちばん最初に、帰りは最後にしてもらって、1人で家にいる時間を短縮しています。手間のかかる薬の管理は、木曜日に来る訪問看護師に依頼しました。「介護者が元気で幸せにならないと、介護を受ける側も幸せになれません。介護サービスを上手に活用して、仕事と介護の両立を実現しています」

次ページ会社に黙っていると負担になる
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事