新入社員が犯しがちな「同僚づきあい」のミス 同期と学生ノリ、独身お局社員に結婚ネタ…

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同期は話しやすい相手であるからこそ、注意も必要です(写真:Masafumi_Nakanishi/iStock)
もうすぐ新年度。学生生活を終えて、社会人として働き始める方は期待と不安で胸がいっぱいの時期かもしれません。
入社するとまず受けるのが新人研修。そこでは「名刺の渡し方」など一般的なビジネスマナーが伝授されますが、実際の職場では「正しい」と言われているマナーだけでは立ち行かなくなる場面がしばしばあります。
本稿では、マナーやスキルより先に最低限知っておきたい仕事のルールについて、企業コンサルタントや手土産コンシェルジュとして活動する平原由紀子氏の「入社1年目女子 仕事のルール」から抜粋してお届けします。

同期との付き合いには節度が必要 

同期ははじめて会社で出会う、いわば仲間。学生生活を終えて社会に入るのはワクワクすることですが、その反面、誰でも緊張した気持ちも抱えています。そういう時に出会う同期は、同じ気持ちが共有できる心強い存在です。

転職をすると同期入社の人がいない場合が多いので、いわゆる同期は新卒の会社だけで出会える、貴重な存在です。生涯にわたっての大事な友人になることもあるでしょう。だからといって学生時代の友人のように接すると、いろいろな問題が起こります。

たとえば社内でばったり会ったとき。つい話をしたくなりますが、ここは学校ではなく会社。仕事に関係のないことばかりを話していると、先輩や上司に「やる気があるの?」と思われてしまうこともあるでしょう。

また、友だちのような言葉遣いも要注意。ふだんは丁寧に話している新入社員が、電話で同期と話すときだけガラッと口調が変わり、くだけて話すのは、周りにいる人たちを不安にさせます。誰も聞いてないと思っていても、案外聞かれているものです。もちろん、仕事を離れた場でまで敬語を使う必要はないでしょうが、職場では節度をもって接することをおすすめします。

とはいえ、同期の存在はありがたいもの。仕事で困ったときに相談できるのは貴重ではないでしょうか。誰よりも状況がわかるだけに、的を射たアドバイスをもらえるものです。だからといって、つい自分の部署のことや、仕事の愚痴などを詳細にペラペラしゃべってしまうのは考えものです。聞いたほうは悪気なく自分の部署の同僚に話してしまうかもしれません。それが回りまわって上司の耳に――ということも。話しやすい相手であるからこそ、注意したほうがいいでしょう。

ここで、同期との付き合いで実際にあった失敗談を紹介します。

・ボーナスが上がり喜んでいたら、同期は上がっておらず気まずい思いをしました。(商社、管理職40代)
・同期をニックネームで呼んだり、内線電話でくだけた口調で話したら、「仕事中だから」と注意されました。(コンサルタント、40代)
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平原 由紀子 WITH YU代表取締役

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ひらはら ゆきこ

関西学院大学卒業後、一般事務としてOLを経験。その後、老舗広告代理店に16年間勤務した後、2003年、業界最大手の電通と共同出資し、国内外有名ブランドをクライアントとした 広告代理店「株式会社ザ・ゴール」を設立。クライアントとコミュニケーションパートナーとして強固な信頼関係を築き、業界を代表する会社へと導く。2013年、創立10周年を機に退職。現在は、「株式会社WITH YU」を設立し、 ファッション業界を主とした企業のコンサルティングとアドバイスを行う。「手みやげコンシェルジュ」としても活動。著書に『できる人の会食術 仕事ごはん 部下ごはん』(CCC メディアハウス)。

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