――書籍のタイトルにもなっている「強みを活かす」とは反対に、「弱みをつぶす」ラインはどこになるのでしょうか。
これは神戸大学の金井壽宏先生がおっしゃっていたことなのですけど、いわゆる「デンジャーコントロール」ができるラインで構わないと思います。弱みを放置するとチームでトラブルになるとか、取引先に迷惑をかけるという状態なら、修正の必要はあります。しかし、本当に成果を早く、確実に出したいなら、弱みを潰すより強みを活かすほうが得策です。
――かつて多くの日本企業では、上からの「人材育成」に従う、素直で均質的な人材が求められていました。
これまでは工場労働での発想をベースにいかに効率化するか、ということを考えていましたが、今は知的労働の時代。人材が均質化すればするほど、凡庸な会社になる。差別化を図るためには、上からの「人材育成」ではなく、個々人の「才能開花」を引き出す環境作りこそが大切になります。
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