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一流の経営者が常に「即断即行」をできるワケ ゆっくり考えている経営者に勝機はない

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  • 江口 克彦 一般財団法人東アジア情勢研究会理事長、台北駐日経済文化代表処顧問

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「ゆっくり経営」は自殺行為だ(写真 : Satoshi KOHNO / PIXTA)
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経営に成功を収める、あるいは、企業競争に勝ち残るための1つの条件は「決断の速さと実行の速さ」ではないかと思います。

リアルタイムに情報が、この地球を駆け巡る時代。北朝鮮がミサイルを発射してもあっという間に世界中に知れ渡る。1時間後には日本の首相が非難声明を発表する。そのような時代です。イギリス中部マンチェスターのコンサート会場で起きた自爆テロ事件は、数十分後には速報として日本のテレビに流れました。これは少し前の話になりますが、イラク戦争のときのまさに実況放送は、テレビを見ている人にまるでテレビゲームを見ているようだと言われるほどでした。

「ゆっくり経営」は自殺行為だ

このような時代に、経営者は「ゆっくり経営」をしていては自殺行為です。それでは勝負に勝つことはできません。まさに「即断即行」ができるかどうかが求められており、一瞬の遅れが取り返しのつかない遅れになることを知っておくべきです。

決断に1週間も1カ月も、まして1年もかけるようでは、端(はな)から勝負にはなりません。もちろん、今頃、決済に社長なり上司がそれほどまでに時間をかけている会社はないでしょうが、以前はとりわけ、大企業では珍しくありませんでした。

ある財団の理事長に就任した元ジャーナリストが、「稟議書、決裁書になんと27個のハンコが押されている」と驚いていました。その話をある大企業の役員に雑談で話したところ、「それは別に驚くことではありません。私の会社でもよく50以上の印鑑が押されている稟議書が回ってきますよ」と言って笑っていました。

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【稟議に1年以上という例も】

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