韓国現代自動車、第2四半期は過去最高益接近 ウォン高や競争激化も、中国での力強い伸びが牽引
[ソウル 25日 ロイター] - 韓国の現代自動車<005380.KS>が発表した第2・四半期の純利益は2兆5200億ウォン(22億6000万ドル)となり、前年に達成した過去最高の水準近くとなった。ロイターがまとめたアナリストのコンセンサス予想である2兆3900億ウォンを上回った。
競争の激化と供給のタイト化が、米国や韓国での自動車販売に影響を及ぼしたが、中国での力強い伸びが補った。第2・四半期の営業利益は2兆4100億ウォン、売上高は23兆1800億ウォンだった。
前年同期の純利益は2兆5500億ウォン、前四半期は2兆0900億ウォンだった。現代自動車株はこの日、0.5%高で引けた。
今年上期の中国販売は前年同期比36%増となった。現代自動車は昨年、第3工場での生産を開始したほか、コンパクトカー「エラントラ」の中国版を販売した。ライバルの日本車は尖閣諸島(中国名・釣魚島)問題で中国販売が影響を受けた。
イ・ウォンヒ最高財務責任者(CFO)は25日の電話会見で、「中国自動車市場における需要は、中国4都市が既に自動車販売を制限しているにもかかわらず、これまで拡大を続けた」と述べた。