男達よ､"外見に責任を持つ時代"が来た！ リンカーンも”外見”を戦略的に使った

さて、ここから受ける印象はどのようなものでしょう。

・愛車：ボロボロの外車→古いものを大切にする

・コート：古くて買い換えろと言われている→愛着を感じやすい人

・髪：ボサボサ→外見には無頓着

もちろん、コロンボの外見がビジネスマンとして誉められるものとは言いません。しかし、製作者が外見から刑事コロンボの人となりを演出していることがわかるでしょう。コロンボはあえて自身を華美にしないことで、さりげない会話からヒントを引き出し事件を解決していきます。外見が冴えない分、事件解決の眼光が強まります。このように、外見を戦略として使うこともできるのです。

ちなみに初期の作品を見ると、髪はポマードでなでつけられており、キャラ設定が固まっていなかったこともうかがえます。

さて、enchantMOONの清水社長、リンカーンの言葉、コロンボ刑事の例を挙げてきました。多く言われることは、「きちんとした格好をするべき」なのでしょうが、わたしが言いたいのは少し違います。

あなたにとっての“外見”の意味を、考えていただきたいのです。“外見”を整えることは、あなたにとって、どのような意味を持つのでしょう？ 人によって答えが異なるかとは思うのですが、あなたにとっての“外見”の意味、それはそのままあなたの“生き方”になります。

“外見”を装うことの意味

さて、ここまでの話、いかがでしたでしょうか？“外見”について、今まで考えたことがない方は、ラッキーです！ この記事を読んだ今日から、“外見”の意味を考え始めてください。“外見”を戦略的に使えるようになったあなたは、今日よりもずっと輝く毎日を送れるはずです。

最後に2つの質問を用意しました。

Q１. あなたはスーツを新調します。営業職であるあなたは、今後、上司について得意先を回ることになります。あなたならどのようなスーツを購入しますか。

１）上司よりよい素材のスーツ

２）上司に引けをとらない上質なスーツ

３）上司よりよくない素材のスーツ

Q２.あなたはあるセミナー・スクールの事務員です。ある日セミナー開校のため、スクールに来た講師があなたと同じ（もしくはとても似た）ネクタイをしています。それに気づいたあなたはどうしますか？

１）何もしない

２）替えのネクタイを何本か用意してあるので、取り替える

３）自分では替えを持っていないので、ほかの人に聞いて替えられるようなら借りる

さて、あなたはどのように回答されたでしょうか？