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突破力あるリーダーとは(上) 新世代リーダー 石川康晴 クロスカンパニー社長

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─1994年、岡山市にオープンした1店のセレクトショップをルーツに、SPA事業への転換を遂げ全国約510店の店舗を構えるアパレル企業へと成長したクロスカンパニー。知名度を一気に押し上げた、オリジナルブランド「earth music&ecology」のCM戦略、「4時間正社員」など女性が正社員として長く働ける環境の整備、さらに中国への進出など精力的な展開を見せる同社の創業者、石川康晴氏がリーダーのあるべき人物像について語る。(2012年7月10日に六本木のアカデミーヒルズで開催した「東洋経済インタラクティブセミナー」の講演録です)

23歳、300万円での創業

まず、簡単ですがプロフィールの紹介から始めさせていただきます。岡山で生まれ、現在41歳です。実は今、大学で勉強もしています。月、金が大学で、火、水、木が中国か岡山か東京ということで、三か所に家を構えて行ったり来たりしている状況です。また、男女共同参画推進連携会議の議員として年に何回か学者の先生方とディスカッションをさせていただいています。

早速、クロスカンパニーの成長の軌跡ということで創業当時のお話を少しだけさせていただけたらと思います。

14歳のときに「将来、洋服屋をやりたい」と思い、そこからの始まりです。当時DCブランドが全盛期で、なけなしのお金でよく洋服を買いに行っていました。店員のお兄さんが言った「そんなに服が好きなら洋服屋をしたらいいんじゃないか」という言葉が心に入り、やると決めて以来、青年期一度もアパレル以外の職で迷ったことがありません。

そういう青年期を迎えながら学校を出て、紳士服で働きました。その後約3年近く修業という名の下、アパレルで仕事をして23歳のときに創業をしました。

創業当時に持っていたお金が300万円です。できることは限られているので、何とか100万円を運転資金にキープし、100万円を仕入れ代金に充て、残りの100万円でやりくりしたいと考えました。

店舗の内装は、ハンガーも100円均一で買ってきました。レジ台は粗大ごみから拾ってきました。雰囲気の無いお店をどうにか誤魔化さなければいけないということで、レコード屋さんからもらってきたフライヤーを壁に貼り、中古のレジは3000円で買ってきました。床のカーペットはホームセンターで購入し、什器も合わせて約35万円の内装投資をして起業しました。

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