進学優先の価値観変えた…高校「探究的な学び方」と教科学習の連動で起きた意外な効果

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中曽根陽子(なかそね・ようこ)教育ジャーナリスト/マザークエスト代表小学館を出産で退職後、女性のネットワークを生かした編集企画会社を発足。「お母さんと子どもたちの笑顔のために」をコンセプトに数多くの書籍をプロデュース。その後、数少ないお母さん目線に立つ教育ジャーナリストとして紙媒体からWebまで幅広く執筆。海外の教育視察も行い、偏差値主義の教育からクリエーティブな力を育てる探究型の学びへのシフトを提唱。「子育ては人材育成のプロジェクト」であり、そのキーマンであるお母さんが幸せな子育てを探究する学びの場「マザークエスト」も運営している。著書に『1歩先いく中学受験 成功したいなら「失敗力」を育てなさい』(晶文社)、『子どもがバケる学校を探せ! 中学校選びの新基準』(ダイヤモンド社)、『成功する子は「やりたいこと」を見つけている 子どもの「探究力」の育て方』(青春出版社)などがある(写真:中曽根氏提供)
酒井淳平(さかい・じゅんぺい)立命館宇治中学校・高等学校教諭 数学科教諭、キャリア教育部長立命館中学校・高等学校教諭を経て、2008年度から立命館宇治中学校・高等学校でキャリア教育部の立ち上げを行う。同校が2018年度から文科省研究開発学校、2019年度から文科省WWLの指定を受けながら、探究×キャリア教育を大切にした総合的な探究の時間のカリキュラム開発を行った際に責任者としてカリキュラム開発に関わる。著書に「高等学校 新学習指導要領 数学の授業づくり」「探究の現在地とこれから」(いずれも明治図書)など(写真:立命館宇治中学校・高等学校提供)
探究の発表会で来場者に自分たちの成果を発表。写真の生徒たちは自分たちでプログラミングを組んで、絶対に起きられる目覚まし時計を自作した(左)。鳥取県の高校と探究交流会を行い互いの探究学習を発表(右上)。文化祭で企業とコラボした商品を販売。写真の生徒たちは若者たちの梅離れを防ぎたいと、梅農家やベーグル屋とコラボして梅を使ったベーグルを文化祭で販売した(写真:立命館宇治中学校・高等学校提供)
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