一流経営者が「服と食事」にこうも無頓着な理由

ジョブズ、ザッカーバーグ、オバマ…

パンツは「パタゴニア」のジーンズの完全一択。8本を代わる代わるはいている。ここ5年でパタゴニアジーンズ以外をはいたのは式服のときだけだ。

アッパーも同様に、夏は「ユナイテッドアスレ」かパタゴニアのTシャツに、「パパス」のアロハシャツ。ユナイテッドアスレのTシャツは、1着491円程度と安いのに、高級感があり、肌はまったく透けない「6.2オンス」をアマゾンでまとめ買いしている。パタゴニアのTシャツは少し高額だが、見た目以上に肌触りが良い。

冬は「メイカーズシャツ鎌倉」のワイシャツに、「ユニクロ」の紺セーターしか着ていない。シューズは「ニューバランスMRL996」。いずれにしても、ほとんどネット通販でしか買わない。

意外に時間をムダにしているのが準備時間だ。出かけるだけなのに30分くらい準備する人がいるが、時間を持て余していると言わざるをえない。

私の場合、鞄の中身も極限までシンプルにしている。モバイルバッテリーが搭載された鞄の中身は、13インチの「MacBook Pro」と予備のバッテリー、メガネくらいだ。いっさい準備に時間をかけない。ジャケットが必要な場合は、丸めて収納してもシワになりにくい多機能ジャケットを放り込む。1分もあれば外出できるというわけだ。

ちなみに鞄は、「BOPAI」という無名のブランドだ。中国製で驚くほど軽くて丈夫、マチが広くて使い勝手がいい。2日くらいの出張なら余裕でいける大きさだ。高級百貨店で売られていてもおかしくないクールな見た目だが、たったの1万5000円。アマゾンで購入したから、送料もなし。われながらいい買い物をしたと思う。

食事は「定番」を決める

食べ物に関しても、極力こだわりを捨てるべきだ。

私は、昼食に関しても、20年間、ほとんど同じようなものばかり食べている。麺類は確定で、そばが7割、うどん・ラーメン・パスタなどが3割。そばは鶏南蛮、うどんは卵とじ。実にシンプルである。

考えてみると、夜の外食も焼き鳥屋かそば屋ばかりだ。しゃれたレストランや割烹に行くと、店主か料理長が厨房から出てきて一品ずつ料理の説明をしてくれてなかなか食べさせてくれない。能書きを聞いたところで、刺身の味が変わったりするわけではないのだから、さっさと食べさせてほしい。アラカルトも、メニューが複雑でわかりにくかったりする。

そば屋を推すのは、手間をかけるほど美味いしいのが明確だからだ。寿司は新鮮なネタの仕入れルートを確保して、半年ほどの修業を積めばそれなりの味を提供できるが、そばはそうはいかない。職人としての修業を積むほど味に深みが増す。店主が一皿ごとにいちいち能書きを垂れないのもいい。むしろ、「麺が伸びるから早く食べろ」と急かされるくらいだ。

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