若手が敬遠する「50代後半社員」の独善的な言動

昔の武勇伝やヤンチャ話なんて聞きたくない

ある程度の年齢になったら、若者から「誘われる」「頼まれる」「教えを請われる」「助言を求められる」という受け身の姿勢にならなくてはいけない。SNSも発展し同じ会社にい続けるわけではなくなった今、老害とは縁遠い「疑似上司」こそが求められているのでは、と感じられる。

それは、面倒な上司の命に従ったり、その人の助言を聞くことではない。組織の枠を超えて「この人に会ってみたい」という年上の人物を若者の側から誘うということである。

そうして誘われる立場の人物というのは、往々にして説教じみたことは言わないばかりか、過去の武勇伝もそれほど言わない。あくまでも若者にとって参考になることを言ったり、勇気づけたりする存在である。そんな人物であれば「老害」と後ろ指を差されることはないだろう。

「老害」にならないためには

若手に対して余計なことを言わない、誘わない。

これを守っておけば、とりあえず老害として嫌われることはない。存在感はなくなるかもしれないが、忌避される存在になるよりは何倍もマシである。

人恋しくなったら、学生時代の友人やらと再び交友の機会を持てばいい。そのときもSNSが強い武器になるだろう。老兵はキリのよいタイミングでひのき舞台から降りるほうがいいし、若者との積極的交流を求めないほうがいい。

政府による70歳定年制は、新しいテクノロジーに対応するだけで四苦八苦している人材と、若手世代の断絶をもたらす悶絶の未来しか見えない。もはや「社内から学ぶ」だけでは成長のスピードも遅くなるわけで、そんなときに「老害」のポテンシャルのある人物が次々と増える政策を打ち出そうとする愚には異議を呈したい。

従業員が1000人以上いるにもかかわらず、老害だらけの環境に絶望した若者による退社が続出し、「平均年齢61.2歳」みたいな会社だらけになる未来も決してSFとは言えない。

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