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キャリア・教育 #その仕事、人間にしかできません —AI時代に光る、五感と経験のプロたち

「情報は忘れても、感情は残る」 実演販売士がAI時代だからこそ「対面営業の価値が上がる」と語る納得の理由

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ジャンプ中澤さん
実演販売士のジャンプ中澤さんに話を聞きました(写真:ジャンプ中澤さん提供)
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歌手活動の一方で、ラジオパーソナリティやイベント司会の仕事も行っていた。歌手を辞め、ナレーションなどの「しゃべる仕事」にシフトしていくなか、家電量販店でのMC仕事で転機が訪れる。

「担当さんに『しゃべるだけの人とパソコンも売る人、どっちがいい?』と言われて、『売りたいです!』と答えたんですね。説明を受けて、MCをしながらパソコンを売ったら、もうどんどん売れて。このときです、モノを売る楽しさに目覚めたのが」

それまでのイベント司会でも、ただ原稿を読むだけの仕事はしていなかったという。トイレの場所を案内するくだりひとつをとっても「場所だけなら案内図を見ればわかるから」と、どのタイミングでどのトイレが空くかまでアナウンスした。なぜなら、自分がお客さんだったらそのほうが嬉しいから。

全体を見渡すこと、客目線で考えることをずっと続けてきた経験が、モノ売りとして花開いたのだ。

トレードマークの赤いエプロンは独立後に新調。実演しやすいよう上下をセパレートにし、ピンマイクを付けても生地がよれないなどの特別仕様で、20万円超えのフルオーダー品(写真:ジャンプ中澤さん提供)

伝統がある業界であえて「個性」を出す

そしてある日、中澤さんはたまたま見ていた『月曜から夜ふかし』(日本テレビ)で、実演販売士のレジェンド松下さんを知る。このときまで、「実演販売士」という仕事を知らなかったそう。

「ラジオもやってるし、パソコンも売ってるし、私の仕事はこれだ!と。テレビで見た会社(株式会社コパ・コーポレーション)にすぐ電話して、面接を受けて、即採用されました。本来、芸名は会社が決めるんですが、少年ジャンプが大好きなので『ジャンプ中澤がいい』と言って、今に至ります(笑)」

いきなり飛び込んだ実演販売の世界。しかも女性の実演販売士はほぼゼロ。伝統もある業界なので、最初は先輩たちのやり方に従おうと思ったのだが……。

「人を集める方法に『空卓(からたく)を打つ』というものがあります。周りに誰もいないとき、『さぁこちらの商品が~』と1人でボソボソとしゃべると、『あの人何やってるんだろう?』と人が近づいてくる……というものなんですが、もう、怪しいじゃないですか(笑)。しかも女性が1人でボソボソしゃべってたら、なおさら怖いですよね」

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