必要なのは、読むように言い続けることではなく、「これなら楽しめそう」と思える入り口を用意することです。
今回は、「子どもに漫画を読んでもらうために親ができる3つの方法」を紹介します。
① 先に映像で好きになった作品は入りやすい
1つ目は、アニメや映画を見たあとで、その作品の漫画版を手に取ることです。
「本を読ませたいのに、先に映像を見せるのですか?」と思うかもしれません。
でも、最初から知らない世界に飛び込むよりも、好きなキャラクターがいる世界に入るほうが、気持ちのハードルは低くなるのではないでしょうか。
たとえば、『銀河特急 ミルキー☆サブウェイ』という作品があるのをご存じでしょうか?
劇場版『銀河特急 ミルキー☆サブウェイ 各駅停車劇場行き』はNetflixで配信されていますが、漫画(全2巻)も刊行されています。
子どもの年齢や好みに合うかを親が確かめたうえで、映像を楽しみ、興味を持ったら漫画版を一緒に探してみる、という流れが考えられます。
映像を先に見ていれば、登場人物の顔や声、性格のイメージがあります。
漫画のセリフを読むときにも、「このキャラクターなら、こんな言い方をしそうだな」と想像できます。
文字と絵だけで理解しなければならなかった場面に、すでに知っている情報を使えるわけです。
親からの誘い方も、「読書の練習になるから読みなさい」より、「このキャラクター、漫画ではどんなふうに描かれているんだろうね」のほうがよいと思います。
勉強の代わりとして渡すのではなく、好きになった作品を別の形でも楽しむために渡すのです。
また、最初から1巻を読み切らせようとしなくても構いません。気になる場面を見たり、好きな人物が出てくるページを探したりするだけでも、最初の一歩になります。
映像と漫画の違いを見つける楽しさがあれば、「もう少し読んでみよう」につながるかもしれません。
大切なのは、親が読ませたい作品より、子どもがすでに興味を持っている作品を出発点にすることです。


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