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ライフ #廃墟モールの経済学

スーパーが撤退しても「テナント空き無し」…神奈川のニュータウンにある"寂れた商業施設"が今も生き残る理由

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こま武蔵台ショッピングセンター
神奈川県秦野市の「南が丘ショッピングセンター」。一見寂れたモールだが…(写真:筆者撮影)
  • 坪川 うた ショッピングセンター研究家・ライター

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ガラガラで人がいない。空き区画だらけ。BGMだけが虚しく響いている――。日本各地に、そんな「廃墟モール」が存在する。
かつて繁栄した商業施設は、なぜ廃墟になってしまったのか? 理由を探ると、7つの要因が見えてきた――この連載では、大手ショッピングモール会社での勤務歴を持ち、プライベートでも600以上のモールを巡ったライターの坪川うたさんが現地を実際に訪れてリポート。廃墟モールが生まれる理由をひもといていく(前編はこちら)。

東急ストアが撤退したこま武蔵台

埼玉県日高市の高麗丘陵に東急不動産が開発したニュータウンがある。こま武蔵台だ。

こま武蔵台の街並み(写真:筆者撮影)

こま武蔵台にある「こま武蔵台ショッピングセンター」は1977(昭和52)年のオープンから段階的に店舗が埋まっていき、街唯一のスーパーである東急ストアと個店20店舗が営業していた。

かつて東急ストアが営業していた「こま武蔵台ショッピングセンター」(写真:筆者撮影)

ところが前編で詳報したように、ニュータウン外に競合となる大型スーパーが出店し、住民が車でその大型店へ向かった結果、2008(平成20)年4月に東急ストアが撤退してしまう。

こま武蔵台では住民の高齢化が進んでおり、運転のできない高齢者はスーパーへ行くのが難しく、「買い物難民」と呼ばれた。2013(平成25)年4月には東急ストアの跡地に直売所・スーパーの朝採れファームがオープンし営業を続けているものの、大型スーパーに比べると品ぞろえは限られる。

【写真を見る】スーパーが撤退しても「テナント空き無し」…神奈川のニュータウンにある"寂れた商業施設"が今も生き残る理由(28枚)
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