筆者が「南が丘ショッピングセンター」を訪れた日は臨時休業や定休日と掲示されシャッターを下ろしている店舗が多く、人通りも少なかったが、看板にはテナント「空き無し」と貼られていた。
かつて存在したショッピングセンターらしい店舗は減り、日によっては営業している店舗も少ない。それでも訪問介護ステーションや放課後デイサービスが出店することで、ニュータウンの拠点として存続し続けている。
南が丘でも車で5分ほど移動すれば、大型スーパーやその他のチェーン店舗に行くことができる。しかし徒歩で向かうとなると、やはり長い坂や階段を通らなければならない。そのなかで、「南が丘ショッピングセンター」の果たす役割は大きい。
それぞれで図られた対策
「こま武蔵台ショッピングセンター」では東急不動産が開発したニュータウンから東急ストアが撤退してしまったが、東急不動産グループは手をこまねいているわけではない。
東急不動産R&Dセンターは2019(平成31)年4月、東京大学と連携して空き家のリノベーションに取り組んだことを発表した。2020(令和2)年9月には「こま武蔵台ショッピングセンター」の空き区画を改装して、会員制コワーキングスペース「コワーキングスペースKOMA」を開設している。
「コワーキングスペースKOMA」の運営はNPO法人に引き継がれたのち、2023(令和5)年1月に閉館してしまったものの、同施設を運営していたNPO法人は現在「こま武蔵台ショッピングセンター」内でレンタルスペースを運営している。
2021(令和3)年には、国土交通省主導でグリーンスローモビリティという小型移動サービスの実証実験が2回行われた。


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