株主総会から法廷へと舞台を移し、アクティビスト(物言う株主)が企業とバトルを繰り広げている。
オンラインゲーム大手のガンホー・オンライン・エンターテイメント(以下ガンホー)の監査役に対し、香港の投資ファンド、リム・アドバイザーズ(以下、リム)が、10月29日までに取締役らの提訴を請求したことが東洋経済の取材でわかった。
当時の社長の内部統制責任を追及
ガンホーをめぐっては今年7月、元システム本部長が背任容疑で逮捕された。警視庁によると、元幹部は2022年1〜12月、インターネット上の業務委託サイトに個人事業主を装ったアカウントを偽名で開設したうえ、ガンホー側から「製品の不具合を見てほしい」などとする架空の業務を発注。委託費名目で計約4000万円を12回にわたって振り込ませ、会社に損害を与えた疑いが持たれている。
ガンホーは社内調査を実施。その結果、元幹部は17〜25年にかけて、同様の手口で約2億4600万円を会社から不正に振り込ませて大部分を着服していた。ほかにも、取引先に対し、業務の実態がないにもかかわらず業務委託費を不正に支払うことで約1億円の資金を流出させていたことなどが明らかになっている。元幹部は今年7月に懲戒解雇されている。
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