日本はG7(主要7カ国)のメンバーとしての責任を果たせているのか――。エマニュエル・マクロン大統領の召集によって日本時間の10月2日夜9時半から開かれたG7首脳オンライン会議に、高市早苗首相が欠席したことが問題となっている。
木原稔官房長官は5日の会見で、「(フランスが)当日直前に急遽設定したものだ」と事実上参加が不可能だったと述べた。高市首相も同日夜6時過ぎに「議長国のフランスが当日直前に急遽設定したもので、代理出席が認められていました」とXに投稿した。
また、議論のテーマが「特に『欧米等のディーゼル価格などへの対応』について焦点を当てた議論が行われました」とX上で説明。議題を「アメリカとヨーロッパの間の問題」と位置づけ、日本にとって直接的な問題ではないとの認識をにじませた。
異例の事態が相次いだ「会議欠席」
高市首相は16日の参院予算委員会で、立憲民主党の辻元清美議員の質問に対して、「開催時間が直前に確定したため、事務的な準備が整わなかった」と説明し、「『必要であれば出る』と言ったが、欧米の問題で『代理出席でよし』との話を受けた」と答えた。そのため、この時間は所信表明の演説原稿の執筆に充てていたことも明かしている。
辻元氏は27日の参院外交防衛委員会でも茂木敏充外相や外務省、内閣官房に対してこの件を追及したが、オンライン会議の設定について官邸も外務省も責任を負おうとしなかった。
同日夜、辻元氏は「あのG7会合前に日本政府はカオス状態になっていたことが判明」とXに投稿。さらに、首相の日程を掌握しているはずの中西祐介官房副長官が同会議について知らされず、当日夜に公邸で高市首相が開催した食事会で飲酒していたとも言及した。中西副長官は高市首相がこのとき、飲酒していたかどうかについては明言を避けた。
これまでの政権では考えられない事態が次々と起こっているが、その責任を誰が負うべきなのか。


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