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ライフ #見た目の科学 人はなぜ“外見”に翻弄されるのか

「安直すぎ」「演出がマジきつい」 ミセス『シンデレラ』MVなぜ物議? "キャバ嬢とパパ活"描写が示す《国民的バンドの重荷》

15分で読める
シンデレラ ミセス
ボーカルの大森元貴さんが初監督・企画・脚本を担当したことでも話題の『シンデレラ』(画像: Mrs. GREEN APPLE 公式X @AORINGOHUZINより)
  • 宮本 文幸 「見た目」戦略研究家/桜美林大学ビジネスマネジメント学群教授
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MVには実写シーンと、「シンデレラ」を思わせるアニメーションシーンが交互に出てくる。魔法をかけられて美しく変身し、白馬の王子様が迎えにくるプリンセス。幼い頃はただ眩しく見ていられたが、大人になるにつれて現実の自分とはまるで違うことに、うっすら絶望すら覚えていく。

憧れのドレスを見に纏い、いつか自分が「特別な存在」になることを夢見ていた幼き日の主人公(画像:Mrs. GREEN APPLE 公式YouTubeより)
そこから一転、画面が切り替わり、大人になり苦い現実を知った主人公が映し出される(画像:Mrs. GREEN APPLE 公式YouTubeより)

後半で主人公がアニメの中に入り込み、王子様と手を取り合って踊るのだが、そこでふと我に返る。そして最後は、王子様ではなく過去の自分の手をとって進み出す、という前向きな展開になっている。

しかし、「キャバクラ嬢」という主人公の職業設定や、「パパ活」を思わせる描写に違和感の声が殺到。

《ドレスだからキャバ嬢なの?クリエイターとして安直すぎんか??》
《夜職云々は良いと思うけど掛け合わせを『シンデレラ』にする必要はあったのかな??って思う》
《シンデレラにキャバ嬢を重ねたのもほんと無理…》

といったコメントが次々と上がった。

キャバクラ譲となり、憧れだったドレスを見に纏う毎日を送っていた(画像:Mrs. GREEN APPLE 公式YouTubeより)
キャバクラ譲の同伴もしくはアフターに応じていると思われるシーンも(画像:Mrs. GREEN APPLE 公式YouTubeより)

演出においては、

《お父さんに頭撫でられた幸せな記憶と、客に頭撫でられたとこの皮肉を描いてるんだろうけど、これがすごく気持ち悪かった》
《『小さい頃父に頭を撫でられた事』を思い出すという描写 マジキツい》

という感想が目につく。

一方、「何が問題なのかマジでわからんかった」という意見も…

もっとも、Yahoo!リアルタイム検索で「ミセス シンデレラ MV」を見ると、Xのポストはポジティブ判定が8割強、ネガティブ判定が2割弱だった(10月26日時点、過去7日間で1036件)。称賛が多数派に見える。なお、ネガティブ判定には、批判に反論するファンの投稿も含まれうる。MVへの批判の声そのものは、2割よりさらに少ない可能性がある。

1人暮らしをしていると思われる主人公の部屋には、銀行通帳や督促状のような封書があり、華やかな職業に就きながらも暮らしぶりは苦しいことがうかがえる(画像:Mrs. GREEN APPLE 公式YouTubeより)

一方、ファンの声は、まっすぐだった。

《私はミセスのシンデレラのMVとても好き》
《ミセスのシンデレラのMV見てみたけど、何が問題なのかマジでわからんかった…》

どちらの気持ちも、よくわかる。筆者もMVを見たが、映像としては素晴らしい出来栄えだと感じた。ただ、歌詞には職業を決める言葉が出てこない。主人公をキャバクラで働く女性に固定しなくても、成り立つ歌ではないか。そう感じたのも事実だ。

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