それは、ヘルシンキ市が運営する大人向けの学校「ヘルシンキ労働者学校」の案内だった。
ページをめくると、語学だけでなく、ギターや陶芸、さらにはきのこ狩りまで、いろんなコースが載っている。
「きのこ狩りまで、学校で習えるんだ……!」
その後、実際にきのこ狩りのコースに参加し、語学や手芸など、気になったことを少しずつ学校で習うようになった。
あんなに苦手だったのに
とはいえ、今回の裁縫教室に通うまで、私はミシンがかなり苦手だった。
学生時代の家庭科の授業以来、ほとんど触ってこなかったミシン。
ところが、教室で久しぶりに使ってみると、静かで扱いやすく、下糸もすんなり上がる。
「こ……これが……今のミシン……!!!!」
先生に教えてもらいながら縫っているうちに、あんなに苦手だったミシンが、どんどん楽しくなってきた。
そして初日の授業が終わる頃には、すっかりその気になってしまい、その日のうちに教室で使ったものと同じミシンを注文してしまった。
(ちなみに、ミシンは日本のJUKI製だったこともうれしかった。)
何年も持っていたミシンへの苦手意識が、たった一日でこんなに小さくなるなんて。なんだか不思議な気持ちだった。


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