さらに水は、糖化を防止するための大きな武器にもなってくれます。血液中の水分が少なくなると、いわゆるドロドロ血液になり、脳卒中や心筋梗塞のリスクが高まりますし、血中ブドウ糖濃度も高くなってしまいます。でも、こまめに水を飲む習慣があれば、ブドウ糖濃度を低く保ち、糖化を遠ざけることができます。
とくに睡眠中は、血液中の水分が不足しがち。そこで、寝る前にコップ1杯の水を飲み、「夜間高血糖」をシャットアウトしましょう。ただし、冷たい水は胃腸の働きや代謝の低下をまねいてしまうので、常温の水や白湯がおすすめです。
「水だけじゃ飽きるな」という方は、無糖の炭酸水で変化をつけてもいいですし、コップ1杯の水にレモン半個分を搾ったレモン水もおすすめです。レモンに含まれる抗酸化物質が、血糖値の抑制に貢献してくれます。
成分表示で「添加物」を見抜く
飲み物を買うときに、ぜひチェックしてほしいのが成分表示です。
「ブドウ糖果糖液糖」、あるいは 「果糖ブドウ糖液糖」
このような表示があったら、その商品はすぐに棚に戻すことをおすすめします。
両者の違いは、「果糖」と「ブドウ糖」の割合が多いほうが先に表記されているだけで、どちらも糖化まっしぐら。とくに炭酸飲料、スポーツドリンク、加糖した紅茶やコーヒー、ジュース飲料、エナジードリンク、市販の甘酒やゼリー飲料などは要注意。どれも手軽に選ばれやすいのですが、糖化リスクは少なくありません。
そもそも、果物に含まれる果糖はブドウ糖よりも中性脂肪になりやすく、太りやすいことがわかっています。また、肝臓で代謝されるため肝臓に負担がかかり、脂肪肝になりやすいことも指摘されています。
しかも、ブドウ糖果糖液糖や果糖ブドウ糖液糖に使われている果糖は、果物由来ではなく、とうもろこしから成分を抽出した人工のシロップです。砂糖よりも安価で保存もしやすいため、食品業界で重宝されていますが、砂糖以上に体によくないということを知っておかなければなりません。
野菜ジュースや乳酸飲料にも、この人工シロップが使われているケースは少なくありません。「体にいい」と信じて毎日飲んでいたら、むしろ健康を害していた、そんな笑えない話もあるのです。


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