ある食品メーカーは、食前に野菜ジュースを飲むことで、食後の血糖値上昇がゆるやかになるという研究結果を発表しています。とくに、食事30分前に飲むとその効果が高かったそうですが、おそらくこれは、加糖されていない純粋な野菜ジュースを用いての研究なのでしょう。
砂糖より怖い「人工甘味料」のリスク
注意してほしいのは、「野菜以外のものがいろいろ入ってる野菜ジュース」です。スーパーやコンビニには、「1日に1本で必要な成分が摂れる」 など、いかにも健康によさそうな野菜ジュースが並んでいます。しかし、こうした製品は美味しくするために、果汁や果糖ブドウ糖液糖などが加えられているケースが少なくありません。
本来、余計なものを混ぜないほうが野菜ジュースらしい味はするはずですが、多くの人が「甘くなければ美味しいと感じない」という"糖質中毒"状態。だからこそ、自分の味覚を頼りにすると、糖化しやすいものを選んでしまいがちです。
大事なのは、自分の味覚より「成分表示」。ラベルをしっかり確認してから購入する習慣を持つことが、糖化を遠ざける第一歩となります。
では、「糖質ゼロ」と書かれていれば安心なのでしょうか。じつはここにもからくりがあり、清涼飲料水の「糖質ゼロ」タイプには、必ずといっていいほど人工甘味料が使われています。
清涼飲料水に限らず、「砂糖は体に悪いから」「砂糖は太るから」という理由でふだんから人工甘味料を口にしている人もいることでしょう。結論からいって、それはすぐにやめてください。イスラエルのチームを中心とした国際研究グループによる実験では、サッカリンなどの人工甘味料は、普通の砂糖よりも血糖値を上げるという結果が出ています。
また、人工甘味料を摂り続けていると腸内フローラに影響を与え、インスリンがブドウ糖を処理する「耐糖能」が落ちるという報告もなされています。つまりそれは、体内で糖化が進みやすくなり、糖尿病に一歩近づくということです。
さらに恐ろしいのが、人工甘味料は腸の粘膜に小さな穴が開く「リーキーガット症候群」という深刻な疾患をまねくとも考えられていること。
たとえ糖質ゼロをうたっている商品でも、人工甘味料が使用されていたら口にしないほうがいいということを、おわかりいただけたでしょうか。


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