「本を読まない人」も文字は読んでいる
本を読む人が減っています。
文化庁の令和5年度「国語に関する世論調査」によると、1カ月に本を1冊も「読まない」と答えた人は62.6%。一方、1冊以上読む人は36.9%でした。
さらに、「以前に比べて読書量は減っている」と答えた人も69.1%に上ります。
では、日本人は文字そのものを読まなくなったのでしょうか。
興味深いのは、本を「読まない」と答えた人のうち75.3%が、SNSやインターネット記事など、本以外の文字・活字による情報には「ほぼ毎日」触れていることです。
つまり、「活字離れ」という言葉だけでは、いま起きていることを十分に説明できません。
もちろん、忙しさやスマートフォンの影響はあります。
実際、読書量が減った理由として最も多いのは「情報機器で時間が取られる」の43.6%、次いで「仕事や勉強が忙しくて読む時間がない」の38.9%です。
ただ、多くの生徒や社会人と接してきた私は、それとは別に、「本を読むことへの心理的なハードル」を自分で高くしている人も少なくないと感じています。



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