今回は3浪で東京藝術大学美術学部デザイン科に合格した中村さん(仮名)にお話を伺いました。
受験はゲームだと思い、「自分は天才かもしれない」と勘違いしていたところ、3度の失敗で鼻っ柱をおられてしまった中村さん。しかし、彼自身はそんな浪人の経験に、確かな価値を感じているようでした。
どうして彼は藝大を目指したのか。彼が浪人で得たものとは何だったのでしょうか。お話を伺っていきます。
「絵を描くこと」と「ゲーム」に夢中だった子供時代
中村さんは関東圏の裕福な家庭に生まれ育ちました。幼少期の中村さんは、「絵を描くのが大好きで、ずっと自由帳に落書きしていた子どもだった」と語ります。
公立小学校時代の成績は平均程度でしたが、親の意向から中学受験をすることになります。しかし、志望校には合格できず、公立中学校に通うことになりました。
中学に入ってからも勉強を頑張っていたそうで、中学2年生のときは学年でも最上位の成績になることができたと語る中村さん。しかし、そこをピークに成績は低下していったと語ります。
「絵を描くことに加えて、当時好きだったテレビゲームに夢中になって、深夜3時くらいまで起きてプレイするようになってしまいました。睡眠時間は3時間くらいだったので、学校で寝る生活を繰り返していましたね」


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