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ビジネス #鉄道最前線

オールドメディアが報じない「インド新幹線」の危機 現地鉄道会社幹部が国際会議で明かした「問題の根幹」

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インド高速鉄道 アーメダバード駅
建設が進むインド高速鉄道のアーメダバード駅(写真:NHSRCL)
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そのシーメンス。世界の鉄道関係者が一堂に会する国際鉄道見本市「イノトランス」が9月22〜25日にドイツ・ベルリンで開催されたが、シーメンスの巨大なブースの一角には「インドのために“インドで造る”」というスローガンが掲げられていた。世界中へのアピールという点では、日本企業よりもシーメンスのほうが一枚上手のようだ。

日本国内には「日立製作所は欧州でETCS対応の高速鉄道を製造しているので、日立が造ればいい」という楽観的な声もあるが、それは新幹線といえるのだろうか。

JR各社やメーカーなどを会員とする国際高速鉄道協会(IHRA)は、新幹線の基本思想としてATCと高速旅客鉄道専用線により衝突リスクを排除する「クラッシュアボイダンス(衝突回避)の原則」を挙げている。さらに、あらゆるシステムを統一的に捉え、ハードとソフトを最適に統合する「トータルシステムアプローチ」で世界最高の安全性・信頼性を実現するとしている。

台湾新幹線も一部に「欧州式」

新幹線初の海外展開事例である台湾の高速鉄道は実は100%日本式ではない。当初は独仏連合が受注し、その後に日本が逆転受注したという経緯から、線路などインフラの一部に欧州式が使われている。例えば、欧州では正常に機能しているはずのドイツ製の分岐器が過去に何度も不転換を起こすといった不具合が生じていたことがある。

ATCを採用しているため、根幹の部分で間違いなく新幹線であるとみなされているものの、新幹線で使われたことのない「異物」が紛れ込んだため、新幹線システムとのすりあわせには大変な苦労を伴った。なお、日本式に欧州式が含まれていることについて、台湾側が「それぞれのよい部分を取り入れた『ベストミックス』である」と考えていることは留意しておく必要がある。

新幹線システムを採用した台湾高速鉄道は線路などインフラの一部に欧州式を使っている(記者撮影)
【写真を見る】オールドメディアが報じない「インド新幹線」の危機 現地鉄道会社幹部が国際会議で明かした「問題の根幹」(7枚)
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