「われわれは成長するために上場した。(資金調達の)環境が悪くなった中でも、『スモールIPO(小粒上場)という道もある』と示したい」
9月18日、東京証券取引所のスタンダード市場に上場したakippa(アキッパ)の金谷元気CEOは、同日の記者会見でそう決意を述べた。
2009年設立の同社は、空き駐車場をスマートフォンのアプリを通じて手軽に貸し借りできる駐車場マーケットプレイス「アキッパ」を運営する。予約可能な駐車場は全国5万5000台超(25年12月の月間平均)で業界首位。西野将規CFOによると、2位の約1.8倍の規模だ。事前予約できる利便性などが評価され、会員数は今年7月末時点で累計550万人を超えた。
直近の25年12月期は売上高38億円、営業利益2億円。22年12月期からの売上高の年平均成長率は22.5%と堅調だが、初値ベースの時価総額は約80億円にとどまった。今年のIPOで話題になった配車アプリのGO(約2260億円)や、自動運転技術のティアフォー(約640億円)とは大きな差がある。業界トップの事業基盤を生かし、新サービスの投入やM&Aで成長を加速して株式市場での評価を高める考えで、「数年以内に国内売上高500億円を目指す」(金谷氏)。
「すごベン」1000社のその後
この記事は有料会員限定です
残り 2046文字

