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「肉が噛みにくい」違和感を放置する人を待ち受ける悲惨な末路…すぐに歯医者に行った方がいい"日常の変化"とは

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口腔機能
口腔機能の低下は全身の健康リスクにつながります(写真:jessie / PIXTA)
  • 宮本 日出 日本顎関節学会代議員・専門医・指導医
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一般的な検査の場合、まずは「舌圧検査」。「舌の握力測定」と思ってください。舌は食べ物をまとめて喉に送る、縁の下の力持ちです。そして舌は、飲み込んだモノを気管(肺)ではなく、食道(胃)へ誘導する役割も担っています。ここが弱ると、噛んだ後の「飲み込み」が悪くなったり、誤嚥の原因につながったりします。

検査方法は、親指大の小さな風船のようなプローブを舌と上顎の間に入れ、7秒間、力一杯つぶします。この力が基準値(30kPa)未満だと、低舌圧と判断されます。

次は「咀嚼機能検査」。食べる能力を測ります。グミゼリーを使って検査をするのですが、グミを喜んで飲み込むと失格になりますので、グッと我慢をして検査を受けてください。検査方法はグルコース(ブドウ糖)の入ったグミを、20秒間噛みます。その後、水でうがいをして、グミと水をろ過用メッシュに吐き出します。ろ過された液体を調べ、溶け出たグルコースの量で、噛む力を採点します。基準値(100mg/dL)未満だと、咀嚼機能が低下しているとされます。入れ歯の方は、入れたまま測ります。普段の食事に近い状態で、実力を見るためです。

検査はどちらも保険適用(50歳以上対象、140点)で、窓口負担3割なら420円。500円1枚でお釣りがくる「ワンコイン検査」です。「噛みにくい」「むせる」「飲み込みにくい」などの口腔機能の衰えに関する症状を訴えると、検査を受けられます。

ただ、診断はこの2つだけでは決まりません。調べるのは計7項目。「口の乾き」「咬合力」「滑舌」「飲み込み状況」などです。いわばお口の「通知表」で、学校風に言うなら、基準値を下回る「赤点」が3科目以上あると、口腔機能の落第、つまり「口腔機能低下症」と診断されます。

オーラルフレイルの恐ろしさ

友人Aの後日談をご紹介しましょう。

結果は赤点3つ、「噛む力」「舌の力」「滑舌」。最近、お茶でむせることが増えたり、「えっ? 今なんて言ったの?」と奥さんから聞き返されたりすることが増えていたそうです。検査結果を聞いた奥さんから「それ、全部つながっていたのね」と言われた、ということでした。

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