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キャリア・教育

「全部英語」「学部決めずに入学」 東大・東北大の"新入試"のウラに透ける旧帝大の焦燥…2校が同時に動いた納得の理由

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東大
東京大学と東北大学が始める革新的な新入試。その中身とは?(写真:yu_photo/PIXTA)
  • 西岡 壱誠 一般財団法人ドラゴン桜財団代表理事・ドラゴン桜2編集担当

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「授業はすべて英語」「入学時に学部を決めない」――東京大学と東北大学が、これまでにない新しい入試を相次いで打ち出しています。なぜ今、日本のトップ大学が入試を変えようとしているのでしょうか。全国15のユニークな学部・学科を取材した『へんな学部 令和ニッポンのユニーク学問最前線』を上梓した東大カルペ・ディエムの西岡壱誠さんが、両校の新しい入試の中身と、その背景にある大学入試の潮流についてお話しします。

東大と東北大の「新入試」、ご存じですか?

この秋、大学入試の世界で大きな出来事が2つ続いたのをご存じでしょうか。

1つ目は東京大学です。2026年9月14日に、27年9月に開設する新しい教育課程「UTokyo College of Design(カレッジ・オブ・デザイン)」の募集要項を公開しました。教養学部以来、約70年ぶりとなる新学部です。もう1つは東北大学です。27年4月に開設する「ゲートウェイカレッジ」の入試が、10月13日から16日まで、初めての出願を受け付けました。

この2校には共通点があります。授業は原則すべて英語。日本人学生と留学生が同じ教室で学び、1年目は寮で一緒に暮らします。そして入学者はペーパーテストの点数だけでは選ばず、活動実績や面接まで含めて総合的に評価します。

ただ、このニュースを知っている保護者の方は、まだ多くないと思います。東大の要項は約30ページがすべて英語で書かれていますし、東北大の入試は「学部ではなく教育プログラム」という少しわかりにくい形をとっています。実際、私の周りの保護者の方からも「結局、新しい学部なんですか?」とよく聞かれます。

東北大ゲートウェイカレッジのⅠ期(4月入学)の出願は10月13日から16日までで、すでに締め切られました。一方、東大カレッジ・オブ・デザインは10月15日から11月5日まで出願を受け付けています。

僕はこれまで全国の大学を訪ね、ユニークな学部・学科や新しい入試の現場を取材してきました。その立場から見ても、この2つの入試は日本の大学入試が変わる節目になると感じています。本稿では、まず両校の入試の中身を整理し、そのうえで「なぜ今こうした入試が増えているのか」「この流れは今後も続くのか」を考えます。

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