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しかし、相場は荒れている。というより、定まらない。
こんな日本語を書いていたら、小学校の作文の授業では大目玉を食らうだろう(こういう言葉も見かけなくなった)。しかし、今の株式市場は、投資の教科書のどこにも載ることのできない、例外というより意味不明のケーススタディとしてしか記録に残せないだろう。教科書に載らないのであれば「異物の集まりである」「ここに載せるしかない」、ということで、今回は、今の株式市場をケーススタディとして扱おう。
短期的なマーケットの状況はまったくの混乱状態にある
まず、短期的な状況は、まったくの混乱状態だ。
第1に、相場全体のセンチメント(心理)が強気なのか弱気なのか、はっきりしない。揺れ動いている、というより、はっきりしない。トレーダー自身もわかっていない。彼らも、相場全体がどうなっているのかわからない。だから、わからない。誰にもわからないので、方向も読めず、全員が自分でも意味不明だと思いながら動いている。そういう感じだ。
こういうときは「テクニカルな人々」が活躍する。あるいは、一定の範囲で価格が動くボックス圏で相場をいじりまくる人々だ。なんとなくのレンジ(範囲)を決めて、上下させる。日経平均株価でいえば、6万5000円くらいから6万8000円くらいとしていて、そこで反転すると思わせて、突然、突き抜けさせる。それが10月上旬に到達した戻り高値の7万円台であり、たまに6万5000円割れを起こして、とことんまだまだ下がりそうに思わせて、急反転させる。1日の値動きは最大2000円程度。そこで、相場を作って遊んで、稼ぐ。「アルゴリズムAI超短期仕手株マーケット」だ。
この原稿を執筆していた15日(11時ごろ)は、前日比で3000円を大きく超える下落となり、この日は結局同3318円も急落、下落幅としては史上3位の大きさだった。こういうときは、もう相場は壊れている。勢いがついてしまって、どこまで下がるかわかりにくい。アルゴリズムになって、こういうときのオーバーシュートはより大きくなっており、それを利用して人為的な、かさにかかった売りも乗ってきて、さらに振れ幅が大きくなる。


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