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ライフ #井手隊長のラーメン見聞録

凄まじい熱意に大学側も折れた…早大生コンビが構内に出店「油そば」前例がないと職員困惑もこぎつけた"出店の舞台裏"

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石油王 早稲田大学 田代蒼太さんと加藤大志さん
早稲田大学の理工キャンパスで「石油王」を営んでいる田代蒼太さんと加藤大志さん(写真:筆者撮影)
  • 井手隊長 ラーメンライター/ミュージシャン

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早稲田大学の理工キャンパス。その中庭に、少し変わった名前のキッチンカーがある。「石油王」。

提供しているのは、その名からは想像しにくい「油そば」だ。

営んでいるのは、早稲田大学の理工学部に通う3年生の田代蒼太さんと加藤大志さん。学生2人が始めた店が、最大1日100杯ほどを売る人気店に。しかも出店場所は大学構内、出店料はなんと無料だという。

早稲田大学の理工キャンパスの中庭にある油そば店「石油王」。現役早大生らが運営している(写真:筆者撮影)

早稲田大学に入学してから意識した「油そば」という食文化

学生が大学構内で飲食店を始める。言葉にすれば簡単だが、そこに至るまでには、田代さんの粘り強い交渉と、それに応えた早稲田大学の懐の深さがあった。

田代さんが油そばを食べ始めたのは、早稲田大学に入学してからだった。もともとラーメンが好きで、一人で食べ歩くことも多かったが、早稲田に入って初めて「油そば」という食文化を意識した。

早稲田には、油そばを指して「油田」「給油」などと呼ぶ独特の文化がある。いわゆる「早稲田の油そば文化」だ。田代さん自身も入学後、先輩たちからそうした言葉を聞き、店を食べ歩くようになった。

「早稲田に入って、油そばというカルチャーを知りました。もともと食べ歩きが好きだったので、一人でいろいろ行っていました」

そんな田代さんは、学生による食べ歩きサークル「早稲田美食倶楽部」を立ち上げた。活動はかなり本格的で、週5、6日で食べ歩くこともあったという。学生向けの店だけではなく、時には1人2万円ほどする店にも足を運び、みんなでお金を貯めて食べに行くこともあった。

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