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ライフ #開業医がこっそり教える医療のリアル

毎年数百人が突然罹患、10%が死亡、20%が脳に後遺症…恐ろしい「インフルエンザ脳症」からわが子を守るためにすべきこと

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インフルエンザワクチン接種
インフルエンザワクチン、打ってますか?(写真:田中庸介/アフロ)
  • 松永 正訓 医師・ノンフィクション作家
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ある一定以上の年齢の読者であれば、昔は学校でインフルエンザワクチンを集団接種していたことを覚えているだろう。だがこのシステムは1994年(もう30年以上も前だ)に、中止になった。

ワクチンを打ってもインフルエンザに罹る学童がそれなりにいたことと、副反応が問題になった。要はコストに見合わなかった。集団接種というスタイルが人道的ではないとされたこともあったと思う。

集団接種の中止でインフルエンザ脳症が増加

その結果どうなったか? インフルエンザが高齢者や未就学児にどかんと広がった。

ワクチンというのは、個人を守る意味と、社会を守る意味がある。集団接種が中止になってこの世から「集団免疫」が消えたためにインフルエンザが広がり、小さい子のインフルエンザ脳症が増えたのである。

ダメじゃん!と思いましたか?

現在はその反省に立ち、65歳以上の高齢者に対しては、公費助成によるインフルエンザワクチンの定期接種が行われている。でも、小児もどうにかしてほしいというのがぼくの意見だ。

アメリカではトランプ大統領がどうも反ワクチン主義のようで、すべてのワクチンの接種率が下がっている。だが、それまでのアメリカは、生後6カ月から24カ月までの子はインフルエンザワクチンの最優先のターゲットだった。

現在、子どもに対するインフルエンザワクチンの欠点は、お金がかかること、注射が痛いことの2つだ。

13歳未満は2回接種なので、けっこうお金がかかるよね。確かにこれは痛い。そして誰だって注射を打たれるのはイヤ。打つ方だってイヤ。

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