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ライフ #開業医がこっそり教える医療のリアル

毎年数百人が突然罹患、10%が死亡、20%が脳に後遺症…恐ろしい「インフルエンザ脳症」からわが子を守るためにすべきこと

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インフルエンザワクチン接種
インフルエンザワクチン、打ってますか?(写真:田中庸介/アフロ)
  • 松永 正訓 医師・ノンフィクション作家
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だが実は、さっき言ったようにインフルエンザは風邪の一種である。解熱剤を上手に使って、水分を取って寝ていれば自然に治る。

タミフル(商品名です)が特効薬みたいに思っている人が多いが、実はそこまでの効果はない。大規模な研究結果でタミフルの効果がしょぼかったことが判明したとき、業界はそれをタミフルショックと呼んだ。

毎年数百人の子が発症する「インフルエンザ脳症」の恐ろしさ

では、なぜ、インフルエンザが大きな問題になるのか? それは未就学児ではインフルエンザ脳症が起こり得るからである。

現在でも日本で毎年、数百人の子が脳症になる。脳症になると、10%くらいの子が亡くなり、20%くらいの子が脳に後遺症を残す。恐ろしいとしか言いようがない。

わかりやすい脳症の症状は「けいれん」とか「意識障害」である。

インフルエンザがどんどん進行して、そのうちに脳症になる……のではなく、いきなり脳症で病気が始まる。つまりインフルエンザ流行期に、子どもがいきなり高熱を出して、いきなりけいれんを起こす。

病院に緊急搬送されて、けいれんの原因を調べるとインフルエンザウイルスだった……みたいな感じ。

じゃあ、防ぎようがないじゃんと思う読者も多いだろう。いや、脳症の確率を減らす方法はある。それがワクチンである。

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