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ライフ #再開発されない街

「大田区の三大高級住宅街の一角」「住民が反対して池上線が迂回」…田園調布に並ぶ「大田区で金持ちが住む街」の実態

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久が原駅
大田区の「久が原」はどんな街?(写真:筆者撮影)
  • 坪川 うた ショッピングセンター研究家・ライター

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昔からの商店街、昭和の趣を残す家屋、狭く入り組んだ路地……さまざまな再開発が進む東京だが、中には再開発されないままの街もある。
タワマンや高層オフィス、大きな商業施設が生まれない街には、どんな理由があるのか――。ライター・坪川うたさんが、緻密なリサーチとフィールドワークで送る連載。第12回は「久が原」を取り上げる。

親しみやすい商店街と高級住宅地

大田区と聞くと、どのような光景を思い浮かべるだろうか。羽田空港や工場地帯、蒲田の繁華街をイメージする人が多いかもしれない。「久が原」はそんなイメージとは異なっている。

東急池上線久が原駅のホームに降り立つと、なんとも時代を感じる本屋の建物が目に入った。改札を出るとすぐに踏切があり、低層の商店が軒を連ねている。駅はこぢんまりとしており、駅前に高層ビルはなく、親しみやすい雰囲気だ。「久が原栄会」の街路灯が並ぶ商店街の一角に、先ほどの本屋がたたずんでいる。

東急池上線の通る久が原駅(写真:筆者撮影)
【写真を見る】「大田区の三大高級住宅街の一角」「住民が反対して池上線が迂回」…田園調布に並ぶ「大田区で金持ちが住む街」の実態(25枚)
久が原栄会商店街(写真:筆者撮影)
駅のホームから見えた古き良き本屋(写真:筆者撮影)

駅前には近隣住民と見られる人々が行き交い、ベビーカーを押す女性も多いように感じる。夕方になると、帰宅ラッシュでさらににぎわっていた。

線路の反対側には、「ライラック通り久が原」と書かれ、蝶を模した個性的な装飾灯の立つ商店街がある。

「ライラック通り久が原」。駅から東に向かって真っすぐに伸びている(写真:筆者撮影)
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