それでも駅付近の大型店はスーパーのサミットとサミット衣料館のコルモピア、ドラッグストアのセイムスとウエルシアくらいで、大型商業施設や複合施設はない。
低層で閑静な街並みを保っている
良好な住宅地である久が原は、古くから人の住む場所だった。
旧石器時代の人々が一時的なキャンプ地とした台地に、弥生時代には1000軒を超える住居が並んだ。江戸時代には「原」と「向」の2つの村が肩を並べ、大正から昭和にかけては震災と鉄道の開通、耕地整理によって、畑が碁盤の目状の住宅地へと変わっていった。
再開発の波が押し寄せる東京23区において、久が原では市街地再開発事業やその他の大規模な再開発は行われず、低層で閑静な街並みを保っている。
なぜ久が原は再開発されないのか――。後編ではその理由を分析する。


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