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「人生を丸ごと抱きしめ、とことん面白がって生きた」宇野千代の言葉が、令和を生きる私たちの心に刺さるワケ

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宇野千代
現代人の心にグッと刺さる宇野千代の言葉、その魅力に迫ります(写真:世界文化社)
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「どんなに好ましくないことからでも、逃げるのは負け」であり、「真に逃れるためには、その只中へ進んでいくこと」が信条でした。窮状をむしろ愉しみ、格闘するうち、心も体も慣れてなじみ、難しいことがたやすく、楽しいことに変わるという強靱なメンタル。

言葉ひとつで人は変わる。言葉の持つ魔力は計り知れない。宇野千代は、幸福の種をまくように、多くの幸福語録を書き遺した(写真:世界文化社)

自分の人生を丸ごと抱きしめ、とことん面白がり、最後まで愉しみ尽くす。これが千代の生き方でした。

また、千代は「言葉の持つ魔力」を知っており、言葉ひとつで人はやさしくなり、幸せになれると説きます。

「あなたはやさしいのね」「あなたの表情は美しいわ」「あなたの声は素敵ね」これらの言葉は魔法使いである。――『ことばの持つ魔力』より

ままならぬ世の中、宇野千代の言葉や生き方は、幸せな人生を手に入れるためのヒントとなるでしょう。

(画像:『人生は何歳からでも花開く 宇野千代の幸福語録』より)
(画像:『人生は何歳からでも花開く 宇野千代の幸福語録』より)
(画像:『人生は何歳からでも花開く 宇野千代の幸福語録』より)

私の中の「ふるさと」

(編集部注)以下は『人生は何歳からでも花開く 宇野千代の幸福語録』に再録している宇野千代著『百歳(ももとせ)ゆきゆきて』から一部を抜粋したものです。

私はいまから二十年くらい前までは、自分の故郷岩国の話をすることがあまりなかった。

人はよく「私の田舎では」と言うが、私にはあの習慣がなかった。

この話はこれまでに幾度も書いたことであるが、私は女学校を卒業して、小学校の教師になった。ここで私は新任の男の教師に心を奪われた。授業中にその男に手紙を書いて、生徒に持って行かせたりした。

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