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マーラータンの次に流行?《回転火鍋》「日本人客が9割」「予約を取るのが困難」なお店も…人気が高まる背景に迫った

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回転火鍋 ガチ中華
なべ丸の店内で具材が回転して流れていく様子(写真:なべ丸提供)
  • 阿生 ライター
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中の具材やスープの原価感はマーラータンとほぼ同等であることを考えると、どうしても割高感は否めない。筆者もマーラータンとほぼ同等の価格帯を想像していたため、かなり高めの価格設定になっているなという印象を受けた(そもそも中国でのマーラータンの位置付けは、牛丼チェーンやファミリーレストランでサクッと食べるようなファストフードに近いため、日本での2000円を超えるような価格帯も高いと感じるが)。

転多多ではスープを2種類選ぶことができる。一人一鍋での提供だ(写真:筆者撮影)

一方で、視点を変えれば食べ放題で定額制のため、高いコースを選んだとしても5000円台には収まる。例えば、同じくガチ中華系の外食である火鍋チェーンであっても5000円台のコースもあるため、非常に割高であるというわけではない。

週末のランチタイムに転多多のお店に訪問したところ、SNSで人気になっているからか、店内はほとんどが埋まっており、客層の多くが日本人の女性客だった。

転多多の店内の様子。具材が自席まで回ってきたらトングで鍋にいれていくスタイルだ(写真:筆者撮影)

同店のオーナーによれば現在は客の95%が日本人客となっているそうで、ほかのガチ中華店での日本人比率と比べると異常な数字と言えるだろう。

上野のなべ丸にも聞いてみたところ、こちらは70%程度が日本人客だそうだ。なお同店では食べ放題に加えて、スープとそれぞれの具材一つにつき金額がかかるようなマーラータンスタイルでの注文方式も導入されていた。この辺りはオーナーによる方針の差なのだろう。

ウハウハなビジネスというわけではない

回転火鍋という業態は一見するとマーラータンと原価が同じなのに客単価が5000円程度まで取れる、店側にとってウハウハなビジネスに見えるかもしれない。しかし、経営側の視点に立つと、決して楽観できないハードルが存在する。それが初期の設備投資コストの重さだ。

一般的なマーラータン店は、具材を並べる冷蔵ケースと具材を煮込む厨房の設備があれば開業でき、初期費用を低く抑えられる。これに対し、回転火鍋は店内に専用のベルトコンベア(回転レーン)や、卓上のIHヒーターなども設置する必要がある。レーン設備や内装工事だけでも初期投資が必要となり、居抜き物件が使いにくいといった課題も存在する。

転多多のタレバー。薬味はパクチーや唐辛子、ゴマダレ、オイスターソースなどから調合する。おすすめの割合も書いてあるので安心だ(写真:筆者撮影)

単価こそ上がっているが、1人1鍋でじっくり煮込む必要があることや食べ放題であることからマーラータン店に比べると客の回転率が下がるというデメリットもある。

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